警察庁、生活道路の最高速度を30kmに引き下げへ！2026年からの実施目指す歩行者・自転車利用者の安全確保が目的警察庁は、歩行者や自転車利用者の安全性を高めるため、住宅街などにあるいわゆる「生活道路」の最高速度を時速30kmに引き下げることを検討しています。生活道路とは？生活道路とは、住宅街などで住民の日常生活に利用される道路を指します。歩行者の利用も多く、小さい子どもの通学路としても利用されています。従来の最高速度は？これまで、高速道路を除くすべての道路の最高速度は原則として時速60kmでしたが、生活道路ではこれを半減することで、子どもを含めた歩行者や自転車利用者の安全を確保する狙いがあります。2026年からの実施目指す警察庁は、この規制を2026年から施行することを目指しています。中央線・中央分離帯のある道路は除外なお、中央線や中央分離帯などがある通常の道路の最高速度は60kmのまま変更ありません。また、これとは別に速度規制標識が設置されている道路の速度もそのままとなります。30km引き下げの理由警察庁は、最高速度を30kmに引き下げる理由として、以下の点を挙げています。
- 過去の調査で、時速30kmまでが急な飛び出しなどに対処が可能な速度であることが示されている。
- 時速30kmを超えると、歩行者や自転車側が大きなけがを負う確率が急激に高まる。
期待される効果今回の規制変更により、歩行者や自転車利用者の死傷事故の減少が期待されています。今後の課題今後、警察庁は、生活道路の標識や路面表示の整備を進めるとともに、ドライバーや歩行者、自転車利用者への周知徹底を図っていく予定です。
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