道路種別の判別ガイドライン:国道番号・センターライン・私道の基準
エディターの皆様、お疲れ様です。
地図の格付け(種別)を統一し、ナビゲーションの精度を向上させるための判断基準案をまとめました。編集の際の参考にしてください。
1. 国道番号による管理区分のルール
日本の国道は、その番号によって役割が明確に分かれています。
- 直轄国道(1号 ~ 58号)
- 役割: 日本の物流・交通の骨格を支える最優先道路。
- 設定: 最上位の幹線道路として設定し、長距離ルーティングの骨格とします。
- 一般国道・補助国道(101号 ~ 507号)
- 役割: 都道府県や主要都市を結ぶ地域間の重要幹線。
- 設定: 原則として幹線道路に設定しますが、道幅などの実態に合わせて判断します。
- ※59号~100号は現在「欠番」です。
2. 「センターライン」による判断基準
番号のない道路や、3桁国道で種別に迷った際は、中央線の有無が強力な判断材料になります。
- センターラインがある場合
- 判断: 「重要幹線道路」として設定して差し支えありません。
- 根拠: 中央線がある=車道幅員が5.5m以上確保されており、大型車同士が安全にすれ違える「質の高い道路」の証拠です。
- センターラインがない場合
- 判断: 原則として「生活道路(Street)」以下を検討。
- 理由: すれ違い(離合)に注意が必要な道であり、ナビが優先すべきルートからは外すべきです。
3. 「私道(Private Road)」の設定基準(重要)
マップ上の「私道」属性は、以下のケースに限定して適用してください。
- 工場・私有地: 工場敷地内の通路や、純粋な私有地の中を通る道のみ。
- 軍事施設(自衛隊基地・駐屯地等):
- 出入口が2つ以上ある場合: Wazeのアルゴリズムが、施設内を最短ルートと判断して一般車を基地内に案内(ショートカット)してしまうのを防ぐため、入口部分のみを「私道」に設定してください。
- 出入口が1つのみの場合: 物理的に通り抜けが不可能なため、私道設定は不要です。
- 注意: 公道から民家へ続く短い引き込み道などは、原則として「生活道路」として扱うか、属性での管理を検討してください。
4. 道幅(メートル)による分類の目安
| 幅員(目安) | 道路の実態 | 編集上の設定 |
|---|---|---|
| 6.5m 以上 | 大型トラックが余裕を持って走行可能。 | 高規格な幹線として設定。 |
| 5.5m ~ 6.0m | 中央線が引かれる境界線。大型同士の離合が可能。 | 標準的な幹線として設定。 |
| 4.0m ~ 5.0m | センターラインがなく、普通車同士で減速が必要。 | 生活道路として設定。 |
| 4.0m 未満 | いわゆる「離合困難」な道。普通車でも待機が必要。 | **「狭い道」または「狭路」**として設定。 |
| 極めて狭い道 | 軽自動車も通行できないような幅員。 | **「バイク限定」**の設定を検討。 |
【まとめ:編集チェックポイント】
- 番号: 1〜58号は迷わず最優先。
- 線: センターラインがあれば重要幹線として設定OK。
- 私道: 工場・私有地、および**「通り抜け防止が必要な軍事施設の出入口」**に限定。
- 実態: 4mを切る道路は「狭い道・狭路」として設定。軽自動車すら通れない道はバイク限定として適切にケアしてください。
このガイドラインを適用することで、基地内への誤誘導や狭路でのスタックを防ぎ、より安全で信頼性の高いナビゲーションを実現できます。皆様のご協力をお願いいたします。